戻る

小川昂氏 への手紙(00.11.16)

 拝啓。随分寒くなってまいりました。先日は突然にお電話を差し上げまして、誠に失礼致しました。お元気そうな小川先生のお声を久々に拝しまして、大変に心強い思いでございます。ただちに萩原執孝さんをご紹介いただきましたご親切とご配慮、本当に有難うございました。萩原先生は、音楽資料館に時折りお見えになって、ご研究を続けておられます。これまでも萩原先生からは、いろいろと民謡に関する興味深いお話を承っておりましたが、改めてお時間をいただき「民謡大観」ご編纂のご苦労などをお聞きすることができました。心より御礼申し上げます。
 私事でございますが、幼少の頃から亡父に民謡の手ほどきを受け、現在にいたるまで民謡に親しんでまいりました。今回、データベース「日本の民謡〜CDで聴くふるさとの唄」をインターネットで発信致しましたが、これまでいろいろと、多大の学恩を賜りました小川先生に、一目ご披見いただければと存じまして、非礼を省みず送らせていただきました。ご多忙とは存じますが、ご笑覧いただきますれば幸甚に存じます。
 向寒の折りでございます。どうぞご自愛くださいませ。小川先生には益々のご健勝でありますように、心からお祈り申し上げます。またお元気な先生にお目にかかれます機会がありますことを楽しみにさせていただいております。敬具。
  平成十二年十一月十六日 
  小川 昂先生

松岡 裕治拝


小川昂氏 への手紙(00.11.27)

 冠省。本日はわざわざのお電話を頂戴致しまして誠に有難うございました。大変に恐縮しております。小川先生からのお電話で、これまでの時間投入が一気に報われた思いでございます。私の専門とするところは仏教思想史ですが、徳孤ならずの言を導きの灯といたしまして、更に歩みを運んでまいりたいと存じます。有難うございました。時節柄、ご自愛の程を。草々。


戻る

(c) 2000 暁洲舎