日蓮の仏教人物史

日蓮の諸述作の中に、インド・中国・日本の三国仏教流伝史に名をとどめたさまざまな人物が登場してくる。 こうした人物の事跡やエピソードを、日蓮の理解をもとにして、時代の流れに沿って紹介する。
本文中の(p〜)は堀日亨編「新編日蓮大聖人御書全集」のページ数を示す。
(これは1983年4月12日から翌84年12月25日までの毎週金曜日、聖教新聞に「御書に出てくる仏教人物史」のタイトルで連載執筆したものに修訂を加えたものである)

§目次§

インド編】 

迦葉・阿難
釈尊の入滅後に経典を結集
阿育王>   
「法」根本に平和国家を建設
馬鳴>     
次々に外道を論破し仏法を宣揚
迦弐志加王>  
馬鳴を師と仰ぎ仏教を外護
竜樹>     
数多くの論書著し大乗を流通
提婆>     
竜樹を継承、破邪顕正に努める
無著>     
弥勒に教えを受け大乗を弘める
世親>     
小乗から大乗に転じ唯識を大成
陳那・徳慧>  
勝論、数論派論破した瑜伽派の論師
10護法・清弁>  
瑜伽行派と中観派の立場で論争

中国編】 

11摩騰迦・竺法蘭
中国に仏教を伝えたインド僧
12道安>     
中国仏教の基礎を築いた訳経僧
13鳩摩羅什>   
千古不滅の光を放つ訳経の業績
14道生>     
闡提成仏を唱え蘇山に流される
15達磨>     
中国に渡り禅宗興した邪悪の師
16慧可>     
達磨の教説受け継ぎ魔説を流す
17法雲>     
法華経を講じつつ法華経を誹謗
18曇鸞>     
仏教を歪め浄土教の基礎を作る
19真諦>     
流浪続け経論訳した摂論宗の祖
20慧遠>     
廃仏断行した北周・武帝を諫言
21南岳(慧思)>  
毒殺の危機に屈せず悪師を強折
22天台(智●)>  
経教を整理し法華最第一を論証
23嘉祥(吉蔵)>  
謗法悔い改めて天台大師に随従
24信行>     
法華経は無益と説いた三階教祖
25道綽>     
中国の農民層に称名念仏を普及
26善導>     
自害を企て七日間苦しんで死す
27道宣>     
後に法華に帰伏した南山律の祖
28玄奘>     
渡印して膨大な経論を持ち帰る
29慈恩(窺基)>  
法華を賛嘆したがその心を殺す
30章安(灌頂)>  
天台三大部を筆録し後世に伝う
31杜順>     
通力用いて布教した華厳宗の祖
32智儼>     
法華・涅槃に背く邪説を立てる
33法蔵>     
女帝の厚遇受け華厳教勢を拡大
34慧能>     
弟子の宣伝で南宗禅の祖となる
35善無畏>    
大日経を翻訳し地獄の相で死す
36一行>     
善無畏の教唆で一念三千盗み取る
37金剛智>    
真言の祈祷用いて少女を焼き殺す
38不空>     
内心では法華経をあがめる
39妙楽(湛然)>  
諸宗を論破して天台宗を再興 
40澄観>     
妙楽大師に才能ある畜生と破折さる
41道邃・行満>  
伝教大師に天台の奥義を伝授

日本編】 

42蘇我・物部>  
仏教受容めぐり対立抗争続ける
43聖徳太子>   
日本仏教興隆の基盤を築く
44鑑真>     
天台の典籍を我が国に伝える
45聖武天皇>   
全国的規模で仏教を日本に定着
46弘法(空海)>  
亡国・亡家・亡人の邪説説く
47伝教(最澄)>  
南都六宗を論破し大乗戒壇建立
48慈覚(円仁)>  
叡山の密教化を積極的に推進
49智証>     
密教優位の邪見を打ち出す
50空也>     
遊行し口唱念仏を庶民に教える
51源信>     
法華経に導くために念仏を宣揚
52覚鑁>     
大日如来と阿弥陀同体説唱える
53法然>     
専修念仏説き無間への道を開く
54親鸞>     
破戒・無慚の浄土真宗の開祖
55栄西>     
密禅一致説く日本臨済宗の開祖
56道元>     
在家成仏否定し只管打坐を説く
57一遍>     
全国を遊行し踊り念仏を弘める
58大日・聖一>  
天魔の禅ひろめた堕地獄の邪師
59道隆・良忠>  
日蓮に敵対した僭聖増上慢
60良観>     
日蓮の命を狙った極悪の僧

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